ネットショップオーナーの生々しい実体験 - EC-CUBE はぴロジ連結編

それから

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EC-CUBE の 2.3 系ナイトリービルド版で運用を始めてから、たくさんのカスタマイズを施しました。
自分でも黙々と勉強して、簡単なカスタマイズなら自分でできるようになりました。
しかし、ペイメント系やセッション、不具合を起こしたらまずい個所などは外注でカスタマイズしました。

EC-CUBE Day


eccubeday

ニッチな商材なので、理想のショップにするのに EC-CUBE を本当に触り倒しました。
そして、その結果、EC-CUBE Day というロックオンさんの大イベントでサイトアワードというものにノミネートされるまでになりました。
(ノミネートとは、数ある EC-CUBE サイトの中で、それぞれの分野で選ばれた3サイトだけがノミネートされます。)
惜しくも大賞は逃してしまいましたが、一介のショップオーナーが多くの企業様を差し置いて、あの壇上に上がれたのが、今でも信じられません。

はぴロジ X EC-CUBE


happylogi

その後、しばらく通常運用を続け、ショップも順調に動いていたので大きなチャレンジをします。
はぴロジというアウトソーシングサービスを利用することを決めました。

はぴロジというサービスは、EC-CUBE の抽出した受注データを独自のプログラムで倉庫側に受け渡して、倉庫からの発送を低コストで簡略化にするというサービスになります。
私は自社 EC-CUBE にはぴロジ用にカスタマイズを施し、受注から発送までを完全自動化にすることが出来ました。
効率的にはこれ以上のことはないと思います。
リーピート商材だったら、発注システムも自動化することで、お問い合わせの対応だけであとは勝手にお店が稼働します。

しかし、私の扱っていた商材が、どうしても手元にないとお問い合せ対応ができなかったのと、新商品ばかりの商材、また、単価が100円前後と完全にアウトソーシングに向いていなかったので、半年程度で撤退するこのになってしまったんですが。
この撤退は、東北の大震災も大きな影響があって、はぴロジを利用するために借入金を突っ込んで 2011年3月1日 に島根から福岡に引っ越し、3月15日に大震災でしたので、引っ越しでお金がなくなって、震災で売上が大幅減少になった弊社には、もう体力は残っていませんでした。

はぴロジの連結については、旧BLUE STYLEで【ショップ運営がほぼ完全自動になる驚異的なサービス!【 EC-CUBE × はぴロジ 】 ・・・中小企業向け】というタイトルで細かく書いていたので、その内容を最後にコピペしておきますね。

一旦ここで区切りますね。
また時間を見つけて続きを書きます。
bluestyle

ショップ運営がほぼ完全自動になる驚異的なサービス!【 EC-CUBE × はぴロジ 】 ・・・中小企業向け




私の運営するEC-CUBEで製作したネットショップが、「はぴロジ」というサービスを利用した経験談のレポート日記です。

中小企業向けの感想になりますので、発送の外部委託を検討している方は参考にしてみてください。



弊社の「はぴロジ」の契約期間は2011年2月21日~2011年10月20日までです。

※あくまで弊社の契約内容での、私の感想になりますので、当てはまらない場合もあります。



前置きとして書きますが、弊社サイトはEC-CUBEで製作し、運営しています。



弊社の商材が単価の安い雑貨であることと、商品種類が常に2000~3000種類に及ぶため、自社発送の際は毎日の発送作業に膨大な時間を割いておりました。

発送作業自体は嫁が中心に作業し、私がサポート(伝票出し、箱詰め)を行っておりました。

そして、2011年の1月末まで島根県で運営していました。





「はぴロジ」との出会い





2010年の5月頃だったと思います。

twitterで「はぴロジ」がEC-CUBEに対応!のリリース記事を見つけました。



「はぴロジ」の存在すら知らなかった私は、興味本位で真っ先に資料請求をしました。

(担当さんいわく、この行動力は珍しいそうです。)



資料と見積書が届き、ザーッと目を通してみると、ホームページで私が理解した料金より大幅に安かったのを印象的に覚えています。

しかし、担当者さんには検討しますと言ったきり、そこから3カ月くらいは放置していました。

もちろん見積もりは無効になりますが、私としては発送作業だけを外部に委託したところで、大したメリットではないとその時は考えたためです。





「はぴロジ」×「EC-CUBEペイメント」





2010年10月頃に月間発送件数が500件を超えていました。

一回の注文での商品種類が20種類以上あるため、発送作業を夫婦で行うには限界です。

しかも、ちょうどその頃、ショップの支払い方法が「後払い」だったのもあり、ある一人の人が20万円未入金という、とても嫌な出来事が重なっていました。
(どうでもいいですが、これは今でも未入金のままです。)



そこで、2つの問題を解決しないといけません。


一つは発送作業の効率化。

もう一つは、ショップの支払い方法を「先払い」に変更。




・発送作業の効率化



発送作業の効率化は、パートを入れるか外部委託に依頼するかの二択です。

数ヶ月前に見積もりを依頼した「はぴロジ」をまず検討しましたが、メリットが少ないのでひとまず却下。

パートを入れる方向で検討を始めました。



・ショップの支払い方法を「先払い」に変更



これが悩ましかったです。

「先払い」にすると、入金チェック体制をよりいっそう整え、タイムリーにチェックしないといけません。

そんな莫大な作業は当時の人員でははっきり言って、手動ではできません。

無理です。



そこで、EC-CUBEの決済モジュールを検討し始めました。

利用したことは無かったのですが、入金チェックの完全自動化ができるモジュールがあるのではないかと思ったからです。



そして、「EC-CUBEペイメント」を見つけます。
※EC-CUBEペイメントは、全て自動でステータスを更新してくれます。

すぐに見積もりを取り、予算も問題なし!


さぁ契約しようと思いました。



そこで「ハッ」っと気付いたんです。



EC-CUBEで入金済みにステータスが変更になった注文指示だけを「はぴロジ」に飛ばすことができれば、発送作業の流れが自動化になる!

すぐに「はぴロジ」担当者に問い合わせました。



・入金済みにステータスが変更になった注文だけを「はぴロジ」に飛ばすことが可能

・発送後に送り状のお問い合わせ番号を含む出荷データをEC-CUBEに送り込むことが可能

・商品の在庫数量をEC-CUBEに送り込むことが可能



この3点が可能であるということでした。



こ・・・これは・・・





「EC-CUBE」×「はぴロジ」×「EC-CUBEペイメント」





私の考えた仕事の流れはこうです。





商品を問屋に発注(倉庫に直送)【自社作業】







新商品ならEC-CUBEに商品登録【自社作業】※リピート商品なら作業無し







入荷【はぴロジ作業】







検品【はぴロジ作業】







入庫【はぴロジ作業】







在庫反映【はぴロジ作業】







お客様注文







入金チェック【EC-CUBEペイメント】







発送作業【はぴロジ作業】







作業報告【はぴロジ作業】







お問い合わせ番号記載の発送報告メール【EC-CUBE】※カスタマイズが必要です。







わかりますか?

発注だけすれば、あとは全自動なんです!



リピート商品しか扱わない場合は、発注作業まで契約に入れてしまえば、一切作業せずにネットショップを運営できます。





これが「はぴロジ」の魅力です。

しかも「はぴロジ」の料金体制は、イメージしているより安いんです。

※中小企業でも十分運営できる価格だと思います。


一般的に大手しか外部委託できないという印象があると思いますが、中小企業こそ「はぴロジ」を利用して作った時間で別の作業(副業)をした方が、確実に効率がいいです。



極端な話、副業に専念できます。





「はぴロジ」のメリットとデメリット





私の感想を箇条書きにします。


*メリット



・EC-CUBEで完全自動ショップが実現できる。

・発送ミスが少ない(正直言いまして、中小企業の契約内容では0にはなりません)

・ブレインウェーブ社が契約倉庫との間に立ってくれるのでサポートが万全

・料金が安い



*デメリット



・契約倉庫が主要都市にしかない(弊社は福岡県に引っ越しました)

・まだシステムが未成熟

・EC-CUBEも改修する必要がある

・安いとはいえそれなりに経費がかかる

・個別対応を求める商材には完全不向き

・単価が低く、種類が多い商材は不向き(契約によります)



*これからの期待



・システムの安定

・契約倉庫の担当者への徹底指導

・運送会社との連携

・EC-CUBEモジュールの開発(クライアントのEC-CUBEの非改修化)

・EC-CUBEモジュールに合わせ、疑似体験プログラムの開発

・出荷指示データをクライアント側で修正可能できる管理画面

・契約倉庫増加(「はぴロジ」のターゲットとするマーケットと、契約倉庫のマーケットが違いすぎる)
・データのやり取りの緊急措置の対応





「はぴロジ」解約





最後になりますが、「はぴロジ」 の解約に至った理由を書かせていただきます。

弊社の商材は個別対応が有利な商材で、自社発送時はお客様との距離を近くに置くショップだったため、個別対応ができないデメリットが前面に出てしまいました。

また、2011年3月11日におきた震災、その後の原発事故の影響、日本の不況、売り上げの減少が主な理由だととらえておりますが、見込みの売り上げを維持することができませんでした。



契約期間の短さもあり、色々と検討しましたが、経営者として「はぴロジ」の継続をあきらめざるを得ませんでした。

正直言いまして、それでも判断が一ヵ月遅かったと感じております。

それは私の未熟なところだと勉強させていただきました。





私は「はぴロジ」のサービスが大好きです。

これからも「はぴロジ」が発展しますことを、期待しております。

短い間でしたが、大変お世話になりました。


※このブログを書いた現在は、未だ契約中ですが、実動中に書くことで少しでもリアルに書ければと思い、書かせていただきました。
2013/11/04(月)

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